言葉の話

ども、鷹尾です。

はい、珍しく普通のことを喋ります。

『中2病』という言葉があります。
元々は、私が崇拝する痴豚(女医)さんのラジオのコーナータイトルでした。
それが時を経て、市民権を得て定着し、さらに意味合いが複雑に変化し、昨今ではアニメのタイトルにもなりました。
誠に便利な言葉です。
が、今ではいわゆる『邪気眼』と混同されて使われることが多くなったし、侮蔑の意味合いが強くなってきたように思う。

それに対して、随分と前に某アーティストZが、
「何でもかんでも中2で済ますクソが蔓延した責任をとれ豚野郎ラッチョ」
的な事を言い出したそうな。

僕は豚信者なので、
(°Д°)ハァ?
な状態になったが、両者の主張を比べてみると、

Z 「中2という言葉に惑わされて、夢を見失った若者や、現実を斜に構える馬鹿が増えてきた。発案者は最後まで責任をとれ」
豚「言葉は進化するもの。ダイナマイトを作ったエジソンに現代兵器の責任があるのか?」

という完全に明後日の方向を向いた相撲になってしまっていた。
というような出来事があったのですよ。

ここからが本題になるが、僕はZの主張も豚の主張も実際の所どうでもいいし、
豚の主張は100%正論だと思っているし、Zの主張はネタとして面白いのでOKだ。
だが、Zが豚の偉業に1ミクロンも尊敬の念を抱かないまま批判を行っている点は気に入らない

冒頭にも述べたが、既に『中2病』という言葉が市井に定着したのは間違い無い。
一過性の流行ではなく、完全に定着しきった形だ。
それが果たして、どれだけ物凄いことか。
一つの『ジャンル』を作り出せるセンスがどれだけ物凄い事なのか。
いみじくも【言葉】を商売道具にしているラッパーが、その事には一切目を向けようとしていない所が切ない。

僕はこのZの歌を1秒たりとも聴いたことが無いので、そこを評価することはできないが、
結局「大勢をディスってやったぜ、俺カッコヨス」って満面の笑みなんだろうな~、コイツ等みんなそんなんだろうな~、
とか思ってしまいます。
んな事やってるからどんどんアングラになって行くんだよ、って誰か言ってあげて、って気になります。

あ、狂気の桜の人か。
意外とメジャーで焦った。

えー、以上、信者の妄言でした。
本題どこ行った。
じゃ、戻します。

言葉は扱いが難しいのに、誰でも簡単に扱えるのが面白い。
「なんとなく」という風情に推されて、言葉が本来の意味を見失うことなど茶飯事である。
馬から落馬することもあれば、頭痛が痛くなることもある。
それでもそれが一般化する現象が起きてしまうだけの、パワーを持った言葉が誕生してくることは奇跡に近い。
逆に「死ね」という言葉に含まれる比重の落差にも、現代社会が抱えるパワーを感じざるを得ない。

『ワールドイズマイン』という漫画の終盤。
主人公のモンちゃんが、ただの単語を呟く美しさを描くシーンがある。
それはカリスマ性の表現でもあっただろうが、一方で、ただ一つの単語が持つ響きの美しさも表していたように思う。
昔、そこの部分を突き詰めようとしたが、結局半ばで挫折して方向転換の末に完成させてしまった脚本がある。
悔しい反面、何故か好評価をいただけたので複雑な心境ではある。

そんなワケで、死ぬまでに絶対1つは【美しい言葉】を生み出してみたい。
読んだ人の心が一面、そよ風に揺れる金色の麦畑になるような文章を書いてみたい。
そんな風に思っているのである。

結局、僕が内面に抱えているこの議題について、完全に文章にすることはできず、
gdgdのまま完結を迎えてしまう。
こういった、情動に任せた文章をソレっぽく語った上に、正論の如くブログにupしてしまう行動もまた、
中2病なのである。

お後が宜しいようで。



おちんち~ん

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