ぽえぽえぽえみぃ~ 死の2
彼は目を疑った。
眼前の光景が信じられなかった。
「み、水だけ。自動販売機の商品が全て水だけ、だ、と…」
お茶も、コーヒーも、ジュースもなく、その自動販売機には水のペットボトルだけが燦然と並んでいたのだ。
もしも彼が猫であるならば、即、首が飛んでいたに違いない。
「水という商品が存在することは理解できる。
しかしそれは選択肢の中の一つとしてだ。
水だけの自動販売機など、水道の蛇口とどう違うって言うんだ」
彼の言葉に老人は頷いた。
「それはさも、冷やしトマトが居酒屋のメニューにあるが如く」
「納得できない。
蛇口を捻れば水が出る。
畑からトマトは盗める。
そんな国に何故こんな不可思議があるっていうのだ」
「見よ。
また適度なブス子さんが水を買って行く」
「おぉ、神よ!
彼の者にパイン水1Lをお与え下さい」
~続苦~
眼前の光景が信じられなかった。
「み、水だけ。自動販売機の商品が全て水だけ、だ、と…」
お茶も、コーヒーも、ジュースもなく、その自動販売機には水のペットボトルだけが燦然と並んでいたのだ。
もしも彼が猫であるならば、即、首が飛んでいたに違いない。
「水という商品が存在することは理解できる。
しかしそれは選択肢の中の一つとしてだ。
水だけの自動販売機など、水道の蛇口とどう違うって言うんだ」
彼の言葉に老人は頷いた。
「それはさも、冷やしトマトが居酒屋のメニューにあるが如く」
「納得できない。
蛇口を捻れば水が出る。
畑からトマトは盗める。
そんな国に何故こんな不可思議があるっていうのだ」
「見よ。
また適度なブス子さんが水を買って行く」
「おぉ、神よ!
彼の者にパイン水1Lをお与え下さい」
~続苦~