ホッタラケの島 ~マイクロン伝説~

この時期恒例の風邪をひいて、青みが増している清洲です。

先日、8月から仕事でカメラを回していた某映像素材が、PR映像用にちょこっとだけ12chで流れました。
自分の手で撮った映像が、プロの手で編集されて凄くイイカンジになっていてゾクゾクしました。
そのうち正規編集版が発売されるハズです。
ドキワク。


ぼくらのベイ様版トランスフォーマーによって、心の中のTF魂が再燃してしまいました。
『超ロボット生命体トランスフォーマー マイクロン伝説』
を全話iPodにぶちこんで、通勤がてら今さら再視聴しちょります。
マイクロン伝説。
ユニクロン三部作の一作目。いわゆるG1シリーズのリメイクでございます。
サイキックラバーのデビュー曲が何ともサワヤカ。

現状、TFたちが手描き作画で作られた最後のシリーズ。
いわずもがな、作画は毎回大変な騒ぎです。(初代から変わらぬクオリティ!)
昨今の作画の安定した作品しか見てない人たちにとっては、かなり刺激的。
重要回以外は、日本作画陣による修正の間に合わなかった海外作画が大半を占めているわけです。
がんばれアクタス社!

奇跡は第26話という、クールの節目・物語の折り返し・新キャラ大登場・コンボイ新モード御披露目など、祭りイベント目白押しの超重要回にも平気で起こります。
Armada_HOTROD.jpg
これはOPのカットより、僕らのアイドル(ちょいウザ)、ホットロッド。
御存知の通り、OPの作画は最もクオリティが高く、キャラデザも正確であるのが通常です。
要するに、この画像の彼こそが真の姿であり、もっともよく目にする状態です。

しかし26話のラスト。

いつものように悲劇的な動画をそろそろ見終わろうという、その時!
大団円で「よしてくださいよ~」「ハッハッハ」的なカットにおいて、奇跡が起こりました。

カッコよすぎ。

……。

カッコよすぎ!

……このカッコイイ彼は誰?




今年度アニメ映画No.1の呼び名も高い(俺の中で)、
『ホッタラケの島 ~遥と魔法の鏡~』
を見てまいりました。

マジ泣きしました。

何と言うか、日本の童話アニメとかウゴウゴルーガとか好きな人は全員見ましょう!
ヤバい!

物語や世界観がもう、ツボ過ぎて。
僕ちゃん、たぶんに漏れずこういうのに弱い。
いつか、とっても良い話な映画を撮りたいのです。ホントだぜ。

人によっては、乙一さんが本名名義の安達寛高で脚本参加しているのもポイントでしょう。
みんな見ましょう。


ホッタラケの島という異世界の表現はもう、海外の3DCGアニメがいかに水準高かろうが、日本のアニメでしか表現できないだろう、素晴らしい世界です。
映画版FFが作られると初めて聞いた当時、本来期待してたのはこういうファンタジー世界だよねって感じでございます。
FF9の方向性を伸ばした感じの。

3DCGアニメの面白さって何だかんだやっぱり実在感だと思うのですが、要するに、日本のファンタジーアニメの世界が、実在感をもって迫ってくるわけですよ。
ディズニーランドに行けばなるほどファンタジーな世界が実在する夢の千葉なわけですが、どこかアメリカっぽい胡散臭さが肌に合わない。
そんなアワワ感を感じることもなく、大好きな日本のアニメ世界が迫ってくる。
それはもう最高の体験でした。

主人公が初めて異世界に行った時、定石どおり「うわぁー☆」と歓喜の声を上げるシーンがあるのですが、世の中のこの手のシーンで初めてシンクロできました。
これは日本のアニメの良さを、実在感の伴った3DCGという手段で表現しなければ感じなかったと思います。
おいら、ホッタラケに行ってみたいだ!
あの列車に何時間でも乗っていたいだ!



以下、雑感。


始まってまず「お?」と思うのが、3Dキャラを用いながらも、背景美術が美峰(新エヴァとか平成009とか)による普通のアニメのいつもながらの作画背景(所により2Dっぽい3D)であること。
3Dキャラ(および手前の物体)にトゥーンシェーディング(2Dアニメっぽく見せる処理)を用いず、3Dの情報量を持たせたままで、従来の美術背景に馴染ませるアプローチがされていて、とても面白いし興味深い。

普通のアニメの場合、情報量の多い美術背景に(言ってしまえば)情報量の少ない手描きアニメを手前に置いて成立させてるわけですが、情報量の多い3DCG作画でそれをやってるのが面白い。
実写作品の場合はアニメと違って、映る物体の情報量の操作が難しく、レンズで背景をボカシまくったり、照明で被写体のエッジを立てたりすることで、表現したいものを背景から浮き上がらせるという方法論が基本です。
それらをホッタラケでは崩してるわけです。
前例はあるのでしょうが、商業作品としては目新しく感じました。
(ゆえにカットによってはキャラの情報量が背景の情報量と均一になって埋没しちゃってて、特に神社裏の木々の中のシーン等は派手に背景ボカせば良いのにとか思いましたが、まぁ、ソレはソレ。)


アニメーション自体も、3DCGをフォトリアルではなく、アニメーションの面白さを表現する方向に使っている印象があり、作画枚数を気にしなくて良いという3DCGの利点をアニメーションへ最大限に生かしてる感じでした。
言わば、今までの「技術者がアニメやってます感」ではなく、「アニメーターがCG使ってます感」が出ていて素晴らしいと思います。

かと言って動きがアニメアニメし過ぎててキモイわけではないというのが、実写畑の監督を据えた利点だと思います。
個人的な好みだとは思うので申し訳ないのですが、ディズニー&ピクサーその他海外製3DCGアニメって、動きが大袈裟すぎる割に、描写が半端にフォトリアルなのでキモイと感じてしまい、どうにも見る気が起きませんでした。
その点、ホッタラケは何故か初見で「見たい!」と思わせる何かがあり、今にして思えばそういう自然なアニメーションであることが、直感に「良い」と働きかけたのかな、と思います。
3DCGアニメで「見たい」と思ったの、実は初めてかもしれません。

ただ物語の始まりが実世界なので、身近な普段目にしてるものを表現しているがゆえに、3DCG作画と2D作画のバランスがどうしても気になってしまい、その辺りは改善の余地ありなのかなと思います。
とは言っても、本題たる異世界に行ってからは、見たことのない世界であるがゆえ、ほとんど気になりません。
それって実は物語の構成にも合ってるので、ある意味正解なのかもしれませんね。(笑)


クライマックスのイメージと盛り上がり方なんかはもう、完全に日本アニメのオハコというか、独壇場ですよねって感じでございますです。
やっと3DCGアニメでコレが見られた感動。
ついに世界で戦える日本製3DCGアニメが誕生した!という気がします。
(とはいえ自慢できるほど3DCGアニメ映画見てないから何とも言えませんけれども。汗)

今作のCGの水準は、ピクサー等と比較してしまうと滅茶苦茶凄いというわけではありません。
しかしながら、世界観と表現で勝負してるわけです。(その辺は日本の通常のアニメ作品と状況が同じですね。汗)
もちろん品質も大事ですが、作品のありようとして、本来突き進めるべきはそこだと思います。
今作は、品質をある程度クリアした先の勝負どころでちゃんと勝負してる、稀有な作品だと思います。
日本の3DCGアニメはもう大丈夫だ、と思いました。
……何を偉そうに言ってんだかですがw、ホントにそう思いました。

マジでオススメです。

テーマ : ★おすすめ映画★
ジャンル : 映画

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